親友の汚部屋の片づけは私の仕事

私の学生時代からの親友は、スポーツ万能、成績優秀、おまけに生徒会長と、パーフェクトな性格にも関わらず、どうしても「物を片付けられない」という欠点がありました。
高校卒業後、同じ大学に進学し、上京した私達は一緒に暮らし始めました。そして彼女の部屋掃除が私の仕事に。
彼女の部屋はだいたい3日で汚部屋になります。そのまま一週間放置しようものならゴミ屋敷。それでもタイミングが合わず掃除ができない場合、部屋から廊下に彼女の私物が流れ込むことになります。
気心が知れた友人は、「今日は震度5かな?」なんて笑ってくれましたが、ある日、彼女の心を傷つける大きな事件が起こりました。
それは、初めて部屋を訪れた彼女の恋人が、衝撃のあまり逃げるように帰ったのです。
「このままではいけない!」と、私が彼女に徹底的に叩き込んだのは、「出したものは必ず出した場所に戻す」ということ。
収納ケースは全て半透明か透明の中身の見えるものに変更し、何が入っているかマスキングテープに全部記入して貼り付ける。それはもう、さながらボケた老人の部屋…。
しかし、彼女は彼のことがとてもショックだったのでしょう。頑張って片付けていました。
その後、彼とは別れてしまいましたが、今はお掃除大好きな、親友いわく「まるで私のように片付けてくれる」旦那さんと出会い、幸せな結婚をしています。
そして私の旦那は片付けられません…。世の中よくできていますね…。



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