最後の最後は捨てるしかなかった

私の父が92歳、母が82歳になった年、2人は高齢者マンションに移ることを決めました。
それより20年程前から、父は膨大な書籍を古本屋さんに売ったり、祖父が集めた骨董品まがいの品々も骨董品屋に売ることで処分していました。

汚部屋の片付け方 01

しかし、引越し先が決まってからは、それまで住んでいた家が売れたらマンションに移るとはいえ、とに角戦前からあるような物まで残っていたので、処分に加速が掛かりました。
私と妹が月に2度程実家を訪れ、両親がマンションに持って行かない服を、業者が持ってきた段ボールに詰めたり、海外土産や両親が普段使っていない食器類を2人で分けて持ち帰ったりしました。

何しろ一戸建てで押し入れやクローゼットの他に納戸まであり、そこには父が軍隊に持って行った水筒もあれば、祖父がお寺で修行をした時の折敷セットまで残っています。
気持ち的に捨てにくいのですが、マンションに持って行っても仕方がありません。

また、戦前生まれの父は物を捨てることを嫌がるので、父の書斎の物は父の意向を聞きながら、見ていない所で要りそうもない物はそっと、そしてどんどん捨てました。

幸い、知り合いの奥さんが中国の方とかで、こまこました日本画や日本人形、また飾り棚まで引き取ってくれたのは大変助かりました。
ネットを使って売っても良かったのですが、若い人の趣味に合う様な物も見合たらず、また売れるまで保管しておく場所も無いので、とに角マンションに持って行けない物は『捨てる』ということになりました。

そして、引越しと処分を両方やってくれる業者さんに、まず引越し先へ持って行く荷物を運んでもらい、その翌日に実家に残っていた物は総て、ドラム式洗濯機から箪笥類、庭の植木鉢、そのうち土を捨てる場所もなくなったので、土が入った植木鉢に至るまでトラック3台に積んで持って行ってもらいました。

引越しの日は妹が、処分の日は私が立ち会いました。
引越し料金は20数万円でしたが、処分代の方は60万円にもなりました。
本当は2日掛かると言われていましたが、4~5人来てくれたので早く済んだようです。

最後は掃除機やほうきで床の埃やゴミも綺麗にして行ってくれました。
こういう業者さんを使うしか手が無かったです。

やはり、余程の思い出がある物は別として、日頃から物を少なくして暮らしていくのが良いとつくづく思いました。



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